Parasoft C/C++test 2025.2 がリリースされました。
Parasoft C/C++test 2025.2 が 2026年5月12日にリリースされました。
このリリースの主な新機能・改善点は以下のとおりです。
【C/C++test 2025.2の新機能・改善点】
- AIエージェントとの連携を強化するMCPサーバーを搭載
- MISRA C:2025に対応
- CWE対応を大幅強化
- 静的解析の抑制機能の強化
- 単体テストの詳細カバレッジレポートの作成機能の強化
- サポート環境の追加
【Parasoft DTP 2025.2の新機能・改善点】
- 「テストの失敗の分類」機能の追加
- LLM機能と連携したAIチャットボットの追加
- サポート環境の追加
詳細は以下をご覧ください。
【C/C++test 2025.2の新機能・改善点】
AIエージェントとの連携を強化するMCPサーバーを搭載
MCP(Model Context Protocol)サーバーが搭載されました。MCPサーバーはAIエージェントが外部のシステムやデータにアクセスできるよう「ブリッジ」の役割となる仕組みです。静的解析のレポートやMISRAなどのコーディング規約や安全規格と結び付けられた構造化データを、MCPサーバーがAIエージェントに提供することで、AIエージェントだけでは持ちえない情報を得ることができ、これらの情報を加味した回答生成や提案ができるようになります。MCPに対応したAIエージェントまたはLLMベースのコーディングアシスタント(GitHub Copilotなど)であれば、簡単に統合が可能です。この機能はMCPサーバーとの連携をサポートするLLM対応開発環境(Eclipse、Visual Studio、Visual Studio Codeなど)で使用可能です。
AIエージェントへの問い合わせ例:
- 静的解析で検出された違反に対する自律的な修正の提案
- ルールの説明やルールセットの最適化
- ツールの使用方法の確認など開発者支援
※1 C/C++testにはLLMプロバイダーの利用契約は含まれていません。利用者が個別に契約する必要があります。また、AIの利用に関しては必ずお客様の組織のポリシーをご確認ください。
図1. MCPサーバーとAIエージェントによる効率的なテストの実施

図2. Eclipse IDEでのAI連携機能の利用イメージ
MISRA C:2025に対応
最新のCコーディング標準のMISRA C:2025(2025/3発行)に完全対応しました。MISRA C:2025はMISRA C:2023の改良版と位置付けられたアップデートです。C/C++testによるコーディング規約のチェック機能と、Parasoft DTPのコンプライアンスレポートの作成機能により、MISRA C:2025への準拠をサポートします。
MISRA C:2025では、時代遅れとなったルールの削除や内容の集約によるコンプライアンス負荷軽減、AI生成コードを手書きコードと同等に扱う方針の明確化、機能安全性向上を目的としたポインタやunionの管理強化、switch文におけるcase/endの終了方法の柔軟化などの改善が加えられました。ガイドラインには、新規ルールの追加(4件)、ルール削除(2件)、適用されないルール(Disapplied Rules) (1件)、番号が変更されたルール(3件)、内容が変更されたルール(13件)の変更が行われました。逸脱が認められないルールカテゴリであるMandatoryのルール数は24から22に減少しています。
※2 コンプライアンス関連機能の使用には専用の有償オプションが必要です。

図3. Parasoft DTP におけるMISRA C:2025 ダッシュボード
CWE対応を大幅強化
静的解析の抑制機能の強化
テストコンフィギュレーションに「同等のルール違反を自動的に抑制する」が追加されました。このオプションを使用すると、同等のルール違反に対して既存の抑制設定を自動的に適用できるため、複数のコーディング規約での作業や、あるコーディング規約から別のコーディング規約への移行が容易になります。例えば、あるAUTOSARのルールを抑制した際、同等の解析ロジックを持つルールと判断されたMISRAのルールも同時に抑制することが可能です。
単体テストの詳細カバレッジレポートの作成機能の強化
従来の単体テストでは1回のテストで詳細カバレッジレポートは1種類のみしか作成できませんでしたが、1回のテストで複数種類の詳細カバレッジレポートを作成できるようになりました。これにより、レポート作成に必要なテストの実行回数が削減され、単体テストを効率的に実施できます。
サポート環境の追加
プラグイン可能なIDEとして、以下が追加されました。
- Eclipse4.22(2021-12)-4.37(2025-09)
サポートコンパイラとして、以下が追加されました。
- ARM Compiler 6.22(※5)
- Clang C/C++ Compiler v19.0 for aarch64(※5)
- Clang C/C++ Compiler v19.0 for x86_64(※5)
- GNU GCC for arm/aarch32 12.x、13.x、14.x(※5)
- GNU GCC for aarch64/arm64 14.x(※5)
- GNU GCC for x86_64 14.x(※5)
- Hexagon Clang Compiler v19(※5)
- Intel Classic C/C++ Compiler 2021.6 for x86_64(※5、※7)
- Intel oneAPI C/C++ Compiler 2022.1 for x86_64(※5、※7)
- IAR Compiler for RISC-V v3.30.x(※6)
- NVIDIA CUDA Compiler 12.8(※5、※7)
- QNX GCC 12.x for ARM64(※5)
- TI ARM Clang Compiler 3.2(※5)
NVIDIA CUDA Compiler 12.8のサポートにより、CUDA C/C++コード(.cu)に対して、静的解析が可能となりました。
※5 Linuxのみ。 ※6 Windowsのみ。 ※7 静的解析のみ。
【Parasoft DTP 2025.2の新機能・改善点】
「テストの失敗の分類」機能の追加
テスト失敗の原因を機械学習で自動判定し、品質評価を効率化する機能が追加されました。ユーザーがDTP上で失敗した単体テストに原因ラベルを付けると、その情報を学習したモデルが、ラベリング済み・未ラベリングの失敗テストの根本原因を自動予測し、調査や優先順位付けを支援します。
LLM機能と連携したAIチャットボットの追加
DTP の 「ヘルプ」 メニューから 「Parasoft IDA(Intelligent Digital Assistance)」 にアクセスできるようになりました。DTPの利用に際して、従来的なユーザーガイドの確認だけではなく、対話形式で使用方法や用語などの確認ができます。
※8 外部ネットワークとの接続が必要です。
サポート環境の追加
PostgreSQL 17、Windows Server2025のサポートが追加されました。ALMツール連携では、Codebeamer 2.1、Polarion 2404のサポートが追加されました。
Parasoft C/C++testについて
静的解析・単体テストツール Parasoft C/C++test
C/C++testは、静的解析(コーディング規約チェック/フロー解析)、単体テスト、カバレッジ計測、実行時メモリエラー検出機能などを搭載したC言語/C++言語対応のオールインワンテストツールです。


