Parasoft dotTEST 2020.2 のリリース

Parasoft dotTEST 2020.2 がリリースされました。

Parasoft dotTEST 2020.2 が 2021年2月3日にリリースされました。

このリリースの主な変更点は以下のとおりです。

  • レポーティング機能にAI技術を活用した分析機能が搭載されました。静的解析機能で検出された問題点をAIが分析し、修正すべき問題の優先順位付けを行うことで、人手による静的解析結果のレビュー時間削減に寄与します。
    • 静的解析の結果を基にした学習データが随時追加できるため、プロジェクトの特性や運用に応じた優先順位を付けられるようになります。
  • 静的解析機能では、セキュリティに関する解析ルールが多数追加され、CWE List Version 4.2への対応などセキュリティ脆弱性のルールが強化されました。
  • 稼働環境として、Visual Studio Code 上で静的解析を利用できるようになりました。

詳細は以下をご覧ください。

AI 機能により、静的解析の結果に優先度を付けることが可能に

AI 機能によって、登録された静的解析違反を修正するべきかどうかの予測が行えるようになりました。新しい静的解析データに対して、最初に修正する必要のある違反をParasoft DTP が予測するため、人による仕分け作業が軽減され、違反の修正プロセスがスピードアップします。

この機能は、”修正” および “抑制” として分類された違反を分析し、検出したパターンに基づいて予測モデルを作成します。モデルが作成された後、Parasoft DTP はビルド内のどの違反に修正アクションを割り当てるかを予測します。違反のレビューとアクションの割り当てを続けることで、予測モデルは徐々に改善されていきます。 AI 機能は学習データを積み重ねることでプロジェクト特有の習慣を考慮した予測ができるようになります。

AI機能:静的解析の結果に優先度を付けることが可能

セキュリティコンプライアンスのルールを追加

セキュリティ関連の静的解析のルールを追加しました。ソフトウェアの脆弱性を識別するための共通脆弱性タイプ一覧であるCWE(Common Weakness Enumeration)のver.4.2 やCWE Top 25 2020、およびCWE Weakness on the Cusp といった8 種類のセキュリティコンプライアンスに対応しました。
  • CWE 4.2
  • CWE SANS Top 25 2020
  • CWE SANS Top 25 2020 +On the Cusp
  • Microsoft Secure Coding Guidelines
  • OWASP Top 10 2017
  • PCI DSS 3.2
  • Security Assessment
  • UL 2900

コンプライアンスの遵守を促進するパッケージを更新

dotTEST のCWE Compliance アーティファクトでCWE List Version 4.2 がサポートされるようになりました。コンプライアンスパッケージを導入することにより、dotTEST による静的解析の結果からOWASP Top 10 2017 やCWE 4.2、CWE Top 25 2020 に則った遵守サマリーレポートや逸脱のレポートをいつでも確認できるようになります。

ガイドラインの遵守状況の説明責任を果たすことが容易になるだけでなく、未遵守箇所を早期に特定し必要な措置を講ずることにより、欠陥のあるソフトウェアに関連するビジネスリスクを排除することが可能になります。

CWE4.2用ダッシュボード

Visual Studio Code への対応

Visual Studio Code に専用のdotTESTのプラグインを使用することで、静的解析機能を利用できるようになりました。

最後に

dotTEST をもっと知りたい・試してみたいという方のために、無償のセミナーと体験版をご用意しています。是非ご利用ください。

Parasoft dotTESTについて

C# VB.NET対応 静的解析・単体テストツール dotTEST

dotTEST は、C#言語VB.NET言語対応した静的解析・動的解析テストツールです。製造業・医療・金融など幅広い業界において、Windows アプリケーション・Web アプリケーションなどのさまざまな.NET アプリケーションの開発に用いられています。

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